【首里城火災】to have or to be?
もしも、首里城が自分の所有物だったとしたら……。
もちろん、首里城は私の所有物ではなかったんだけど、仮に首里城が自分のものだったとしたら、ものすごく自慢してただろうなって思う。
「あのカッコいい、美しい朱色の建物は、実は私のモノなんだよ~すごいでしょー」って。
だけど、そのかっこよくて美しい首里城は燃えてなくなってしまった。
仮に首里城が自分の所有物だったとして、それが唯一の自分が自慢できるモノだったとしたら、もう絶望だよね。
今回の首里城火災で、改めてモノに依存しちゃいけないなって思った。
モノって、突然なくなっちゃうもんね。
財産や知識、社会的地位や権力の所有にこだわるのか、それとも自分の能力を能動的に発揮し、生きる喜びを確信できる生き方を選ぶのか。
エーリッヒ・フロム著「生きるということ」
「自由からの逃走」の著者として有名な、エーリッヒ・フロムの言葉。
フロムは、“持つ”生き方ではなく“在る”生き方を強く推奨してるんだよね。これについてのフロムの主張の細かいところは是非、フロムの著書「生きるということ(to have or to be)」を読んで欲しいと思う。
ミニマリストの人には特に共感を得る内容だと思うし、そうじゃない人もミニマリストを理解してもらえるきっかけになると思う。
ちなみに、私がミニマリストになろうと思うきっけけをくれたのも、この本。
モノは簡単になくなってしまう。
だから、モノに依存しない。
あるモノは、使う。
モノは使うために、ある。
この考え方は、常に心掛けていきたいな。
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<おわりに>
実は、沖縄に住んで3年目になるんだけど、一回も首里城を見に行ったことがなかったんだよね。
当然、ずっとあるモノだと思っていたから、いつか見に行こって軽い気持ちでいた。“いつか”って本当に来ないんだなって改めて思ったと同時に、やりたいことはすぐに計画を立ててやるってことが大切だなって思った。
首里城が完全に再建される頃に、私がどこでどんな暮らしをしているかは想像ができないけど、絶対見に行きたいなって思う。
首里城が完全に再建された頃、自分はどこで何をしてるんだろうな。
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<今日の一言>