ミカヌエルの誌し。

~多趣味な<ふつう>の大学生よるブログ~

「買うべき本」を考える

本屋さんでの立ち読みって、「ホントにお金払わんでいいの?」ってくらい価値があるんと思うんだよね。

 

人によっては買って読んだ方が、落ち着いて読めるしマーカーも引けて付箋も貼れるからいいって思う人もいるかもしれない。そういう人は、本は買う価値があるモノなんだと思う。

 

だけど私の場合、本当に本の内容に集中するとき周りのことは気にならないし、本の内容が自分の知識や生活と結びつくときマーカーも付箋も必要ないんだよね。その代わり、衝撃的な文章はしっかり頭に焼き付ける。そして、その文章が自分の〈未来〉にどんな風に役立てられるかその場で考えてしまう。

 

前回の記事『「持たない暮らし」について考える』でも書いたんだけど、本は内容を自分の持っている“知識”や“経験”と結び付けて生活に役立てるためのモノって私は考えてる。だから、本当は持っている必要はないモノなはずなんだよね。

 

じゃあもう本を買うことないよね~って思うんだけど、なんか買った方がいい本ってゆうのもある気がするんだよね。だけど、なんとなく「買った方がいいかな~」で本を買うのは、出費もスゴイことになるし、要らないモノを持つリスクにもつながるから、やっぱり買う買わないの“判断基準”ってゆうのは決めておくべきだと思う。

 

今日は、本の買う買わないの判断基準を考えていこうと思うよ。

 

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買うべき本その①“本屋さんに売ってない”

 まぁこの場合、買うべきってゆうよりは買わないと読めない本ってことになるかな。だけど、「本屋さんで読めないなら読まなくていいや〜」ってゆうのはすごくもったいないと思う。だって、本屋さんに置いてない本って、マイナーで手に取る人が少ない本だよね。だったら、他の人が手にしてない情報を手に入れることができるチャンスになると思う。

 

「読みたいけど、本屋さんにないな~」って本は買いだよね。

 

買うべき本その②“引用したいと思う本”

大学生ってレポートがあって、分野にもよるかもしれないけど、私の場合は本から引用する機会が意外とあるんだよね。

だから、自分が学んでる分野と関連がある本とか、分野ではないけど関連付けれるなってゆう本は買うべきだと思う。ただし、引用したい数行だけを探し出してその本を買うのはなしだと思う。なぜかというと、引用元の本の内容って大事だと思うから。

私は、よく本の中で紹介されてたり、引用されてたりする本をブックサーフィン(ネットサーフィンの本バージョン)するんだけど、やっぱり面白い本で紹介されている本とか著者って面白いんだよね。だから、私も引用する本や著者にはこだわりたい。

 

「引用したい」って思う本って、本当は誰かに紹介したい本で、それって自分にとってとっても刺激になった本だよね。

 

買うべき本その③“気になるけど理解しきれない本”

難しい本ってあるよね。難しすぎて何のことやら分からない本に関しては、一生理解できない可能性が高いので、いったん手に取るのはやめてるんだけど、分かるようで分からない本は買ってもいいと思う。ただ、理解した後に自分の役に立ちそうにないなって本は、買わないかな。理解できたら、自分の生活や人生が変わるって確信できる場合は絶対買う。

 

意外と、数年前に理解できなかった本を読み返すと、理解できるようになってたりすることがあるんだよね。知識と経験ってとても大事。読みたい本が「理解できない、けど理解したい」っていう気持ちが、これから知識や経験を増やしていきたいっていう気持ちをつくるよね。

 

「難しいけど、理解したい」って思う本は買っておくべきだよね。

買うべき本その④“最後の一段落が心に刺さる本”

最終章の最後の段落のこともあるし、「おわりに」の最後の段落のこともあるんだけど、どちらかが心に突き刺さるような文章だったときは買うかな。

最後の段落って、その著者が一番伝えたいことが書いてあって、どんな思いでこの本を執筆したのかが分かる部分だよね。

例えばね、川島隆太さんの『スマホが学力を破壊する』という本の「おわりに」の最後の段落がこれ。

 

私が鳴らした警鐘が、内なる破壊により人類が破滅するまでの時間を少しでも遅らせてくれることを、私が危惧していることが単なる妄想に終わることを、子や孫の時代でも人類が健全な社会と文明を維持していることを、心より祈り、筆をおきたいと思います。

 

 こんな文章で締める人に、「スマホ辞めた方がいいよ~」って言われたら、先生や親に言われるよりも説得力があるよね。

 

最後の一段落に、著者の人間性が出るよね。

スマホが学力を破壊する (集英社新書)

スマホが学力を破壊する (集英社新書)

 

 

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最後に、こんな本は買わないかなって本もはっきりさせておこうかな。

 

それは、「話題になっている本」

 

「話題になっている本」ってしばらくは本屋さんに並んでるから、買わなくていいかな。

 

ただ、絶対に読むけどね。もちろん内容が気になるからっていうのもあるんだけど、今どんな本が多く読まれているのかっていう傾向を見ておくのは大事だと思うんだよね。

 

「話題になっている本」を読むと、自分だけが知っていると思ってた知識が実はみんな知ってるものだったり、その逆だったりっていうことに気が付ける。

 

読む価値はあるんだけど、“持つ”必要はない本だよね。

 

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<おわりに>

本の出費って、大学生にとってはかなり痛いんだよね。「本を買うのは惜しむな」って声もあるかもしれないけど、一冊1000円でも10冊で一万円って考えるとやっぱり惜しむよね。

 

所持する必要のない本にお金を費やすのはやっぱりもったいない。

 

自分にとって所持する価値があるモノに、お金を使いたいよね。

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<今日の一言>

An early bird catches the worm !